国民年金は日本に住むすべての人が入る保険で、日本国内にすむひと同士お互いを助けあう精神から成り立っています。
すべての人が加入する年金として世界的にも優れた年金制度と言われています。
その国民年金は日本国内に住んでいる20歳以上60歳未満のひとには国民年金の保険料を払う義務があります。
今回はその国民年金の加入手続きを説明しながら、国民年金に加入するメリットについて説明したいと思います。
国民年金の被保険者の種類
国民年金には20歳から加入します。
20歳の時点で働いている人は厚生年金に加入していることになりますが、学生さんやフリーター、自営業をされている方は国民年金に加入します。
働いている人は別として、20歳時点で学生の方やフリーターの方は国民年金の支払は毎月15590円(平成27年度)は厳しい物があると思います。
その様な人のために支払いを許してもらえる「若年者納付猶予制度」や「学生納付特例制度」制度のようなものもあります。
国民年金の加入手続きと免除制度を見てみましょう。
国民年金加入手続き
日本国内に住む20歳以上の人には日本年金機構から「国民年金被保険者資格取得届書」が送付されてきます。
その取得届書に必要な事項を記入して市町村役場に提出することによって加入します。
すると日本年金機構から「年金手帳」と「国民年金保険料納付書」が届きます。
年金手帳は保険料の納付の確認や就職する際に会社に提出したりします。
納付書で、国民年金保険料を納付します。保険料は銀行のほかコンビニエンスストアでも支払うことができます。
国民年金保険料の支払いが免除させる制度
国民年金の保険料は支払いを免除される制度があります。
学生や所得の低い人などに支払いを猶予して、後に支払う形となります。
対象となる人は学生の場合、大学、短期大学、各種学校、夜間学校や通信課程の方も含まれます。
本人の所得が118万円+扶養親族等の数×38万円+社会保険料控除等の人となります。
なお、家族の方の所得がどれほどであるのかは問題視されません。
保険料納付が経済的に難しい時
国民年金の保険料は日本国内に住む20歳以上60歳未満では義務です。
しかし、経済的に納付が難しい時は納付が免除される制度があります。
保険料免除納付猶予制度と呼ばれますが、それに関して詳しくは日本年金機構のホームページで確認ください。
国民年金加入のメリット
国民年金は支払うだけで、もらえるのは高齢者ばかり、自分が老齢になった時はもらえるかどうかもわからないのに支払う必要あるの?
そういう疑問を持っている若者も少なくないようです。
しかし、実はこれは違います、国民年金は国が実施する制度だけ有り世界で一番信頼できる年金制度の一つです。
それと同時に、若い人にもいつなんどき必要となるかわかりません。
それは事故や病気で障害を持った時です。
事故や病気で障害を負った時に、障害年金が支給されます。
ただし、条件があります。
そう、保険料を納付していたものだけです。
これは厳しくチェックが入ります。
事故や病気でケガを負った後に、保険料を納付しても遅いのです。
保険料納付要件は「医師の診断をうけた月の前々月までに支払っていたかどうか」がチェックが入ります。
国民年金の障害基礎年金はおそらくどの民間の保険よりも手厚い保護をうけることができます。
事故や病気による障害は誰もができれば避けたいものです。しかし、いつ自分に襲ってくるかわからないものでもあります。
そのようなときのためにも社会の相互補助である社会保障である国民年金に加入しておくことはメリットがあると言えます。